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神話の天の岩戸開きを題材に、能楽師(アマテラス)、 武術家(スサノオ)、 ベリーダンサー(ウズメ)がステージ上でぶつかります。古くて最も新しい「天の岩戸」を体験してください。
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コンニチワ、寧寧です。
先日はリハーサル見てきました。

ドアを開けるといきなりエキゾチックな太鼓の音とともにセクシーな姿の女性達が…!

まずはウズメのベリーダンスのシーンでした。
一見して前回の舞台とずいぶん違ってる!と感じました。

今回は踊り手にベリーの人達が三人入ってベリーもパワーアップしている!

 またそれをパーカッションの達人&職人、和田さんが踊り手のひとつ一つの息使いまでを、一つの音楽として表す術を提案する。
すると次にはそのシーンがますます生き生きとしてくるのです。

スゴ~~イ、プロとはこういう仕事をするのか…噂には聞いていましたが、まさに和田マジック!

そこへ前回公演にはなかった喜多さんのバイオリンが入るとますます厚みが増してきます。

そんな中で海老原先生もホントに愉しそうで、音楽がアップテンポになるにつれ肌さえもツヤツヤと艶っぽく輝いてくるのがとってもきれい!

次はアマテラスとスサノオの確執の場面です。
これも前回よりずっと複雑な絡み合いとなっています。
前回の動きでは飽きたらず、演出の丸尾さんを前に梅若先生と智聖先生がこうしたらどうか、と一つ一つ動いてみながら決めてゆくという地道な作業をしてました。
梅若先生のご専門のお能では稽古をせず、打合せだけと聞いていたので、一体どんなリハーサルなのかと興味津々でしたが、梅若・智聖両先生とも次々と案を出していました。
お二人の意欲的な姿を見ていると前回の舞台の経験が「良いものを創る」目的のために遠慮のない関係を作り出していて……

やっぱり舞台っていいわーと元演劇少女、現ドラマワークを勉強中の寧寧は思うのでした。

プロがぶつかり合うと相乗効果というのか、こうも次々と変わってゆくのかと感じ入りました。

中でも独特な間の取り方をする和のお囃子と合わせられる和田さんのようなパーカッショニストはそういない、とのこと。

和田さん、梅若さん、海老原さん、そして河野先生、誰一人かけても実現しない天之岩戸なんですね


プロの技
もっと見たかったけど子どものお迎えが…
\(◎o◎)/

あ~ますます
本番が早く観たい!

寧寧
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本番楽しみにしています
こんにちは。
寧寧さん、リハーサルご覧になられたんですね。
うらやましいです。
もともと、それぞれ凄い技を持っている方同士が
磨き合っていくとどうなるんだろうと想像すると、わくわくしますね。

寧寧さんの報告も、また楽しみにしてますね。
Nats 2008/04/19(Sat)09:10: 編集
期待してます
益々のミュートの活躍ぶりが分かりました。この時期に天の岩戸というのも、素晴らしいです。きっと海外にも開かれていくかもしれない?ですね。まだ親子では行けそうにないですが、皆様で楽しんでください。期待してます。
子育てママ 2008/04/22(Tue)10:01: 編集
こんにちわ、子育てママさん
こんにちわ、
子育てママさん。

応援ありがとうございます。

公演残念ですね…

実は今回スタッフで
託児はできないかと
検討もしたのです。

でも詳しい方に聞いたところ
時間帯が遅いので
子どもにとっていかがか、
ということに…

でもでも雑誌秘伝に梅若、河野両先生の対談が掲載されますので
そちらも読んでみて下さいね

今後とも
ミュートでは子育て中の皆さんも
参加しやすい講座、
イベントをやっていきたいです。

ご意見、応援よろしく&お楽しみに!

寧寧 2008/04/22(Tue)13:15: 編集
こんにちわ、Natsさん
こんにちわ、Natsさん!
いつも応援ありがとうございます。

リハーサル良かったですよ~

確か前回の大阪公演のリハーサルレポートをNatsさんが担当してくれたのですよね。

私は大阪公演の時は本番1日だけのスタッフでした
(事前準備はもちろんありましたが)

今回は舞台が出来上がりつつあるのをみながら
出演者の方々ともお会いする機会があるので臨場感いっぱいです。

我らが師匠
河野智聖先生も
そろそろスサノオモードに入って
人間離れしてくる頃かも?!


…というのは冗談で

でも舞台ってホントにすごいですね~

前の公演では当日リハーサルから手伝っていたので
出演者の方々が
だんだん別人になってゆく様子を
つぶさに見ることができました。

梅若先生など
衣装をつけるたび、
面をつけるたびに
ええっ、
あらあらっと
変わってゆき、
ついに本番では別世界の方に…
という感じでした。


さてさて
今回はどうなるか
期待してしまいます。

出演の方々は
今どんな心境なのか
ぜひとも
伺ってみたいですね~
ではまた(^o^)/

寧寧 2008/04/22(Tue)19:36: 編集
公演を控えて
みなさん、こんにちは、河野智聖です。

コメントありがとうございます。

後1週間ほどでいよいよ天之岩戸公演が開催されます。

先日、ある先生から公演のコメントをいだだきました。梅若さんと海老原さんという舞台人と同じ舞台に立つ勇気を称えます。とのことでした。

コメントを読みながら、そうか・・・そうだよな。考えてみれば大変なことをやろうとしているんだなぁと改めて思いました。

梅若さんは能の家系にうまれ、650年間能を行ってきたDNAが流れている人。2歳から舞台に上がっている人です。

海老原さんは今の空前のベリーダンスの原点。
日本のベリーダンスは彼女からはじまったのです。毎年大きな舞台を行い、舞台で死んでもいいと公言する芯からのダンサーです。
そんなお二人と競演する私は冷静に考えればかなり冒険なことをしている。



武術や健康指導をしていて、なぜ舞台にあがるのか?と疑問に思っている人もいると思いますが、私にとって舞台も武術も整体も同じものなのです。




潜在意識にある私たちの神話。
舞台を観にきてくだった人々と舞台上の演者達が天之岩戸開きを行うことで、ホール全体の人達の潜在意識の何かが開いていく。
うまく言葉では表現できないのですが・・・

神話を持つ日本が神話を取り戻す。
潜在意識にある私達のエネルギーが目覚め、本来ある力を取り戻していく

そんな舞台ができればと思っています。

ですから・・・アマテラスを梅若さん、アメノウズメを海老原さんが演じてくれることは、岩戸を開くための最高のパートナーだと思っています。
お二人にはさまれ、武神のスサナオを演じ天之岩戸開きを舞台で表現するのはとても心強い。

また、音楽も気心のしれたバーカッションの和田さん、立岩さん、バイオリンの喜多さん。とても素晴らしい音楽を作ってくださっています。
そしてお囃子の人たちのコラボレーションは必聴です。



今回の舞台はダンス公演でもあり、神事でもあります。元々芸能とは神にささげるものだったそうです。芸能の能とは「能」です。

日本人の神話という起源とともに始まっている武術。そして650年の歴史を持つ能。
天之岩戸の前で衣服を脱ぎ捨てながら踊る舞は
まさにベリーダンス。


そんな三者が行う天之岩戸公演。本来は昨年の大阪一度きりの舞台と思っていたのですが、東京でも岩戸開きをおこなうこととなりました。
おそらく最後の舞台となる顔合わせです。

能と武術とベリーダンスのコラボレーション「天之岩戸」公演、楽しみにしていてくださいね。



チセイ 2008/04/24(Thu)23:33: 編集
無題
「日本的身体操作を解読する・天之岩戸」公演が東京でも五月二日新宿四谷ホールでも開催される運びとなりました。
今回はこの公演について、寧寧さんが私河野智聖インタビューた記事を掲載します。

 

●ずばり、智聖先生にとって芸術とは何でしょうか?
―最初から難しい質問ですね。まず芸術は自己満足やマスターベーションではないですよね……芸術で『自分を表現する』という言い方がありますが、私自身の人生を表現してもたいしたものじゃない。私は<芸術は自己を主張するためにあるのではなく、自己を無くしていくところから生まれる>と思っています。そして、私という媒体が共鳴する身体となって何かが私を通して生まれてくる。心道の技や動体学、快気法やニコニコタッチ、曲や版画、ワコールで作ったウェアー「柔流」もこの自然や宇宙の波動の中で私という媒体を通して何かが共鳴して生まれた。それは私の中の「個」の主張ではなく、私の中の「想い」や「ひらめき」を通して表現されたものだと思っています。 

●私の中の「想い」や「ひらめき」とは?
―想いは大切だと思うのです。形づくる前にまず想いがある。例えば武術でも、実戦をうたって組手を中心にそえれば、それに集まる人がいる。しかし心道では「感覚稽古」や「身体操作」を追い求めてそれを中心においている。野口整体の世界には「愉気」「活元」「操法」「体癖」「潜在意識教育」など様々な分野があります。私は「操法」、特に武術的身体操作を用いた操法や「潜在意識教育」といった心理指導法を受け継ぎたいという想いがあって、それを追い求め会の中心に据えました。だからミュートには心道や育児講座が設定されているのです。そしてそれに共鳴する人が集まってくる。何を思い描き何に共鳴するかが、会の個性となって表れているのですね。そして、カラダと感性が整い共鳴する身体となるところに「ひらめき」がおりてくる。それがクリエイティブなものを生み出すと思っています。教育の形もそうではないでしょうか?今の教育は外から詰め込むものですが、本来は内側から出てくるものを引き出すものだと思います。私達の会は武術や整体を修練することで宇宙の波動と共鳴する身体を創造しているといえるかもしれません。

●先生のその「想い」が、五月二日の天の岩戸公演ではどういう形をとるのでしょうか?
―神話の天の岩戸伝説はアマテラスが自らの意志で岩戸から出てきたのではなく引き出されたので、いつわりの岩開きといわれています。スサノオは天界から地上界に追放されてから英雄になりますが、天界では誤解され、追放されたままです。天の岩戸公演では、スサノオが改心し岩戸開きを行うこと、アマテラスが自らの意志で岩戸から出てくること、この二つをやり直したいと思っています

●なぜ「やり直す」必要があるのでしょうか?
―日本は素晴らしい文化をもった国だと思います。しかしどうもボタンを掛け違ってしまっている気がするのですね。イザナギ・イザナミがやりなおしたように、この舞台を通じてアマテラスとスサノオの誤解を解き、「陰」と「陽」、「光」と「影」が調和する世界を取り戻したいという祈りをこめています。
戦後日本人はすべてを明るくしようと頑張ってきた。そして、影を無くしてしまった。同時に目に見えることしか信じなくなり、目に見えないものー神や仏、魔―などを信じなくなってしまった。昔は暗闇の中に住む魔を恐れ、人々は境界を守っていました。現代は外界を光で満たすことで闇に住む魔は居所がなく私達の心の中に入りこんできている。豊かなこの国で信じられない事件が起き、餓死者がでて、ネットカフェで「暮らす」しかない人が増加しています。もちろん舞台をやるだけで簡単には変わらないでしょうが、ひとつの雛形として献上したいのですね。
スサノオが天上界において岩戸開きを行い、アマテラスが自らの足で岩戸から出てくることで、外界に闇を戻し光と闇、陰と陽、男と女、親と子のバランスをとることができるのという願い、つまり現在の枠組みから、新たな枠組みへと組換えができるのではないかというのが、今回の舞台に対する想いです。

●先生はスサノオを演じられるわけですが、スサノオについてはどういうお気持ちですか?
―実は私は父母が島根に新婚旅行へ行った時のハネムーンベービーなのです。お宮参り、七五三とスサノオ神社で行ってきました。だからスサノオは私にとっては身近な神なのです。小さい頃から武術をやっていたのもそういう血が働いているのかもしれません。
それから、一月に心がざわつくので「心瞑想」という無意識に感じていることを引き出す瞑想法があるのですが、それを行って心の不安を解析したら、不安の原因は「未来の女性」と分析ができました。未来の女性?誰か表れるのかな?とさらに分析を続けると相手はアマテラスだったのですね。梅若さんではなくアマテラス(笑)。ですから、五月二日の公演では舞台上で霊的象徴としてのアマテラスと出会えると思い楽しみにしています。

●二〇〇六年にベリーダンサーの海老原さんと「アマテラス」公演をおこなったのが福岡と静岡でした。二〇〇七年は梅若基徳さんがアマテラス、海老原さんがアメノウズメで「天之岩戸」大阪公演を行いましたね。
――今回東京で再演することになろうとは夢にも思わなかったのですが、福岡~静岡~大阪と最後は東京でやりなさいということなのだと思っています。

●確か静岡公演では足をケガされたのですね?
――そうなのです。実は私は静岡公演のリハーサルでトンボをきって失敗し右足のひとさし指を折ってしまった。踵しかつけない状態で夜の本番を行いました。その時の気合は凄かったですよ。観客の誰も足を痛めたことを気づかなかったようです・・・

●まさに一見マイナスと思えるものをプラスに転換させたわけですね。そういえば、松岡正剛さんの著書にスサノオは足に不具合があったのではないかという仮説がありました。何か先生とスサノオの縁のようなものを感じさせるエピソードですね。それでは最後に、今回の公演のみどころを語ってください。
――650年の歴史をもつ家の能楽師として梅若基徳さんがアマテラス、神話の踊りにもっとも近いとされるベリーダンスを日本に初めて紹介したパイオニアの海老原美代子さんがアメノウズメ、パーカションニストとしてお囃子と協演することができる和田啓さん、そしてこの公演の源泉である演出家の丸尾拓さん、誰ひとり欠けてもできない舞台です。そして今回はパーカッションの立岩潤三さん、バイオリニストの喜多直毅さんが新たに参加します。お囃子は新鋭の方々がそろい、音のコラボもとても興味深いものとなっています。
私達には資金力がないので、本当にこれが最後の舞台となるでしょう。前回の舞台を観て「まるで自分の岩戸が開いたようで、色々なものが開いた」という声も届いております。気合をいれておこないますので、ぜひ観にきていただきたいと思います。

●インタビューを終えて  
私たちの日常は忙しく、こなさなければならないことに追われています。だから「感じても無かったことしてしまったこと」「感覚しても忘れてしまったこと」にかまける、そんな時間はありません。現代の社会ではそれもしかたの無いことなのでしょう。けれどもその感覚は身体に残ります。整体では病気も自分の問題としてとらえます。病気を恐れたり嫌ったりせず、排除しようとしないで病気であっても元気よく生きていくことを説いています。
整体の相手の身体が語ることを受け入れ、それに共鳴してより良いものにいきづかせていくのは舞台に通じてとても創造的な作業だと思います。
今回の天の岩戸の舞台では「荒ぶる神」スサノオを、平和を目指す武術「心道」で、そのことを表現してくださるのでしょう。 第一級の異なるジャンルからの共演者とともに創る新しい岩戸伝説の舞台に先生の想いや祈りがどのように結実するのか、今から楽しみにしております。  

チセイ 2008/04/25(Fri)11:23: 編集
感謝&梅若様 1
こんにちわ、寧寧です。
舞台の様子をお伝え下さり、
Natsさんありがとうございます

それでは私は公演終了後に梅若さんから伺ったお話などを…。

以前から能面をつけているとほとんど見えない、という話を伺っていました。

そこで、興味津々梅若さんに質問してみました。
智聖先生との立回りで刀があたる等の心配はなかったのですか?と私。

梅若さんがおっしゃるには面をつけると正面からちょっとでもずれるともう見えないとのことでした。

そこで通常、能では舞台に立つ柱が位置を確認する目安となるのですが、今回の舞台には柱が無い!

位置を確認できたのは岩戸の合わせ目だけだったそうです。

下を向く動作をする訳にはいかないので能舞台でも床に置いた小物をとるのは結構大変とのこと。
大体見当をつけたらあとは勘で勝負するしかないのですね

また相手役の方との絡みの場合も
お互いの位置や所作をさぐりあい、伝えあうことに必死になるそうです。

なぜなら例えばたった一人でも「けれん味」を出して少しでも変わったことをやってしまったら場所や拍子のタイミングが次々とずれて行って舞台が滅茶苦茶になってしまう、
あるいはひどい時には事故をおこしてしまうらしいです。
(梅若さんは実際そういう場に遭遇したことがあるそうです。)
責任重大なんですね…!
一回一回の舞台が真剣勝負にならざるを得ない訳です。

能を観る時に感じるあの緊張感はストーリーの中でだけでなく、舞台上で現実におきている緊張なのだと実感しました。
あの能面の下に
すごい仕組みを持ってるんですね

それで思い出しました。
前回の大阪公演の舞台での梅若さんを観て
私が感じたこと
「この人は本気だ。真剣勝負を重ねてきた方だ」ということだったのを…

これが武士が能を稽古していた一番大きな理由ではないか、とも感じました。

つまり「真剣勝負」を稽古しているという訳です。


梅若さんはさらに
「今日の河野先生との舞台ではそれがあった。お互い真剣に探りあい、伝えあっていた」とおっしゃってました。

(2へ続く)
寧寧 2008/05/08(Thu)09:39: 編集
感謝&梅若さんのお話2
(1より続く)

また最後に梅若さんは
今回の舞台を終えられて
新たな可能性…今回の舞台の経験から、
何かを持ち帰ること
また持ち帰ってもらうことができて良かった
とスタッフに挨拶されてました。


…その話を伺って
梅若さんは舞台とはまた別な「闘い」をされていたことをも実感しました。

今あるご自分の技術や地位に満足するだけでなく
異ジャンルとのコラボレーションという
評価や価値の未知なものに挑戦するという闘いです。

その姿に勇気をもらった舞台でした。



そういう舞台を作ることの末端に関われて
本当に寧寧寧はシアワセです

観客、演者、スタッフ、応援してくれた皆さん、
本当にありがとうございます!


寧寧


寧寧 2008/05/08(Thu)09:44: 編集
ありがとうございました。
天之岩戸公演が無事終了しました。

皆さんありがとうございました。

実は今回はお囃子の人達とミュージッシャンの人達と揃う時間がわずかしかなく、ほとんど前日のリハーサルが初めての全員であわせる状態だったのです。

1回目のリハーサルで、普通は止めながら作っていくのですが、流れが良かったので丸尾氏の判断で全部通して行いました。

全員が全体像が見えなかったからまず最初に出演者が流れを知る必要があったのですね。それから部分的につめていったのです。

初日で手ごたえをつかんで、私も記録に撮ったDVDを家に帰ってから観て客席からどう見えるのか?どこを直せば良いか?などをつめていきました。

2日目を迎え、最終りハーサル、バク転もチエックしながら無事こなしました。

ただバク転をしたら、長い髪とすそが頭にまきついたり、2日目のリハーサルではちょん髷になっていたりと、ヘアデザイナーの方と修正したりして本番を迎えました。

客席はまず8割方の入りでスタート、対談おわり、ベリーダンスの単演が終わる頃にはほぼ満員になっていました。


本番になってヘアの方がつけ髪の留めがたらなかったことに気づき走ってとりにいき、ハアハアと熱い吐息を受けながら幕があくのを待ちました。

舞台が開きスサナオの登場からはじまります。
ここは前回の大阪とはまったく違う場面で、フリもダンス的な表現を沢山いれたシーンです。

いきなりパーッカッションの和田さんのテンションがヒートしていてその音に引っ張られていきます。

最初は何ももたづに踊り、途中剣を持ってからバッタバッタと切りまくって最後は雷とともにストップモーション。

一人で、最初に演じることで全体を引っ張っていかなければならなかったので、スサノオの登場シーンはとても大事な場面で動きも色々と考えました。

単に演武するのではなく、ダンス的な要素も少し交えながらの舞でした。

和田さんのパーカッションに導かれながら、熱く楽しく動かさせてもらいました。

私の登場の後はいよいよ、アマテラスの登場です。


岩戸開き 2008/05/09(Fri)09:02: 編集
無題
こんにちは。



5月2日に東京で行われました「天之岩戸」公演見に行きました。

昨年の3月の大阪での公演も見させていただきました。

公演前に昨年とは演奏も演出も違うと聞いていましたので

今回はどんな感じに仕上がっているのかとても楽しみでした。





今回も公演前に出演される能役者でアマテラス役の梅若基徳さん武術家で

スサノオ役の河野智聖さん演出の丸尾拓さんとの対談がありましたが

3人の表情を見ていますと、やはり舞台本番直前ということもあり少し緊張している

のかな?と感じました。



この公演に合わせて梅若基徳さんと河野智聖さんの対談本が先行発売していまして

内容を少し拝見しましたら、お二人の体の使い方の違いが写真入で掲載されていたり

また昨年の大阪公演のことにも触れていたりと盛り沢山の内容で

公演前や休憩中など見に来ていたお客様が次々と購入していました。





昨年は対談のあと、すぐに公演が始まりましたが今回は一味違っていまして

まず、開演15分前にミュートネットワーク(河野智聖さん主宰)の山上さんが

ミュートのメソット「ニコニコタッチ」を会場の皆さんと一緒に行ったり、

金宜伸さんによるベリーダンスのソロがありました。



金さんの舞はベリーダンサーでウズメ役の海老原美代子さんとはまた違い

しなやかな身体と笑顔もとてもチャーミングな方で本当に美しい舞でした。







そしていよいよ公演の時間です。

時間になった時、客席の灯りがまだ明るいままでしたのでいつ始まるの?

と思っていましたら客席の一番後ろから太古の時代の姿をした2人が

ゆっくりと舞台に向かって歩いて来ているではないですか!?

これにはちょっと驚きましたが、さらにその2人が舞台へ上がり、発した声が

会場全体に響き渡り一瞬にして空気を変えていました。

言葉の一つ一つに重みがあり抑揚も素晴らしくとても感動しました。

まるで本物の使者のように・・・



演奏も前回に引き続き地謡・囃子方の皆さん、パーカッションの和田啓さん

今回はさらにヴァイオリニストの喜多直毅さん、そしてもう一人パーカッションの

方が加わり演奏は深みを増していました。

特に闇や戦いのシーンではバイオリンの低音が響き、音の作り出す空気感が情景を表し

演じる方々の存在感をよりいっそう引き立てていました。



アマテラス役の梅若さんは対談の時の素顔とは違い能面を身につけ衣装をまとった

姿は本当に神々しく2倍、3倍にも大きく見えました。

天之岩戸から出てくるシーンでは自ら岩戸を開き、神々のもとへ歩み寄る姿にとても

胸が揺さぶられました。



スサノオ役の河野さんは舞台経験が少ないにも関わらず能役者やベリーダンサーに

挟まれながらも見事な型と技を披露していました。

感情表現をするシーンが多く見られましたので見ている人にスサノオの思いがとても

伝わりやすかったと思います。

アマテラスとスサノオが見つめ合うシーンはとても感慨深いものがありました。



ウズメ役の海老原さんはダイナミックで本当に踊ることが大好きで大好きでベリーダンスを

愛しているのだと感じました。

そんな姿がウズメと重なりとても魅力的で見ている私たちがどんどん引き付けられ

一緒に踊りたくなるほどでした。



物語全体がわかりやすく、初めて見る方にもとても楽しめる舞台でした。

カーテンコールの時の会場からの惜しみない拍手がそれを物語っていました。

この舞台を作り上げるにあたって多くの方の協力と支援があったことと思います。

今回で最後というお話ですが、また是非見てみたいと思いました。

本当に素晴らしい舞台でした。



                               [Miri]
MIri 2008/05/09(Fri)13:00: 編集
無事終了
「天之岩戸」、終了しました
『日本的身体操作を解読する。~創作ダンス公演「天之岩戸」』が
無事に終了いたしました。
ご来場くださったお客様、ご協力くださった方々、本当にありがとうございました!!









たくさんの方が支えてくださったおかけで、素晴らしい公演となりました(*^_^*)
新宿四谷区民センターという素敵なホールで、
能役者、囃子方さん、ベリーダンサー、武術家、ミュージシャンといった
まったく異なった世界が融合された作品…この「天之岩戸」が無事に成功したことは、とても素晴らしい経験でした!

今回は、大阪公演ではなかったシーンのひとつで、
ベリーダンサーの方々が素晴らしいダンスを披露してくださり(特に、海老原さんと
お弟子さんたちのダンスと、ミュージシャンの方々のコラボは圧巻でした!)、
能の囃子方の奏でる音楽のなか、
能役者の梅若さんと武術家の河野さんが剣を交える姿はこの天之岩戸の見どころといえる、精悍な迫力のあるシーンでした^^

そして、前回と全く異なる点の一つとして、ヴァイオリンやパーカッションが参入することにより、世界に色が添えられる。
一つの作品としての、素晴らしい余韻が残る。
流れは同じなのに、その演出方法で前回とは全く異なった公演だったと思います。
本当に、生の舞台は素晴らしいですね♪

今回、制作としてこの公演に関われたこと、そして素晴らしい方々とご一緒できたことを本当に嬉しく思います。
何はともあれ、無事に終わってほっとしています^^(笑)
終わってみると寂しいものですが、
東京でこのような公演が実現できて、幸せでした(*^_^*)

mori chan 2008/05/22(Thu)17:20: 編集
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